日本の文化のひとつ【茶道】。
日本人の考え方やおもてなしなど、千利休が築いた茶道の教えを通して私達の習慣や日常に浸透しています。
気軽にちょっと「茶道をはじめてみたい!」という方に、家でできる簡単抹茶生活をご紹介します。
茶道初心者が最初に用意するべき道具は意外と少なめです。
今回は、「これさえあれば気軽に茶道が楽しめる!」という最低限必要な道具を解説します。
道具一式がセットになった人気の茶道セット7選もご紹介。
茶道を始めたい方は必見です♪
茶道初心者が最初にそろえる道具とは?
茶道の経験がない方にとっては、ちょっと茶道の世界へ入り込むのは気が引ける人は多いのではないでしょうか…
どのようにお茶を頂くのか!?
どのようにお茶を点てる」のか!?
どんな道具をそろえて、どのように使えばよいのかまったくわかりませんよね。
色々と深く入り込むと必要な道具はたくさんあります。
初心者がまずそろえるべきアイテムは意外と少なめなので、気軽に茶道を楽しむためにも、最低限必要な道具を揃えてみてください。
大きく言って、「お茶を頂くときの道具」「お茶を点てるときの道具」に分かれます。
お茶を頂くのに必要な基本の道具
お茶の席で頂きときには、こちらの5つの道具が必要になります。
・帛紗(ふくさ)
・帛紗ばさみ(ふくさばさみ)/懐紙入れ(かいしいれ)
・懐紙(かいし)
・菓子切り(かしきり)/楊枝(ようじ)
扇子(せんす)
茶道で使う扇子は、一般のものよりやや小ぶりで「茶扇子」とも呼ばれます。
主に挨拶で使用し、扇子を閉じて膝の前に置き、両手をついてお辞儀をするのが作法です。
茶扇子を自分の前に置くことで相手への敬いの念を表すという使い方をします。
相手を敬う気持ちを表すということ。
ちょうど扇子を相手との間において、結界を作っているようです。
扇子を開いて仰ぐのはマナー違反になるので気を付けましょう。
帛紗(ふくさ)
「帛紗」は、茶器を取り扱うときに用いられる布のことを指します。
主催者側が使用する場合には、主にお茶を点てる際に茶道具を清めるために用います。
客側で持参する場合には、拝見する道具をのせるのに使用することが一般的です。
帛紗ばさみ(ふくさばさみ)/懐紙入れ(かいしいれ)
扇子や帛紗を収納する布製の入れ物が、「帛紗ばさみ」です。
懐紙や菓子切りなど、茶席において必要な小物もこの中に一緒に入れておきます。
お茶を頂きに行く時には、色々と予め用意しておく必要があります。
懐紙(かいし)
「懐紙」は、二つ折りの和紙のことです。
お菓子を取り分けたり、お茶を頂く際に茶碗の飲み口を拭くときなどに使用します。
昔は着物の懐に入れて持ち歩いていたことからこの名が付いたと言われています。
現代のティッシュやハンカチの代わりといった存在です。
菓子切り(かしきり)/楊枝(ようじ)
「菓子切り」は、茶席で出された茶菓子を小さく切って口に運ぶための楊枝です。
主催者側が用意してくれることもありますが、念のため持参したほうが安心です。
すぐに取り出せるように懐紙の間に挟むのが、一般的です。
こちらの「お茶を頂くときの道具」の5つの道具は、お点前を頂く時に必要になる道具です。
自分ひとりで家で抹茶を楽しむ時は、特に必要ないかと思います。
お茶席に招かれた時は、必要ですので覚えておいてください。
お茶を点てるのに必要な基本の道具
お茶を点てるときには、こちらの4つの道具が必要になります。
・茶筅(ちゃせん)
・茶器(ちゃき)
・茶杓(ちゃしゃく)
茶碗(ちゃわん)
茶筅(ちゃせん)
お茶を点てるために欠かせないのが、「茶筅」です。
湯を注いだ抹茶を茶碗の中でシャカシャカとかき回してお茶を点てます。
竹製のものがほとんどで、消耗品です。
そのため、「茶筅供養」というイベントまであるほどです。
消耗品ですので、残念ですが古い有名な茶筅というのがあまり存在しません。
流派により使用する竹の種類や形状が異なるようです。
茶器(ちゃき)
「茶器」は、抹茶を入れておくための容器のことです。
濃茶用を「濃茶器(こいちゃき)」、薄茶用を「薄茶器(うすちゃき)」と呼びます。
濃茶器には、主に陶磁器製の茶入が使用されます。
薄茶器には、「棗(なつめ)」と呼ばれる木製漆塗りの容器が用いられることが多いです。
茶杓(ちゃしゃく)
こちらの「お茶を点てるときの道具」の4つの道具は、お点前を頂く時に必要になる道具です。
自分ひとりで家で抹茶を楽しむ時は、特に必要ないかと思います。
お茶席に招かれた時は、必要ですので覚えておいてください。
人気の茶道セット7選
必要なものがひと通り揃っているから、すぐにでも始められるお得セット。
「お抹茶」も「道具」も一緒に揃えられるので、自宅で楽しむのに最適です。
まずは気軽にスタートしてみましょう!
「ホッと一息つく時間」を自宅で楽しんでみてはいかがですか!?
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まとめ;茶道を気軽にはじめる
茶道を通じて、自分と向き合う時間。
礼儀や思いやり、おもてなしの心を学べるのが「茶道の魅力」です。
「ホッと一息つく時間」も抹茶を美味しく飲む、楽しみのひとつ!
そもそも、美味しくお茶を飲むためのものです。
生活の一部に、「抹茶」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
是非、参考にしてください。